【Gmailとスプレッドシート】AIのGeminiを使って、条件に合ったメールを一瞬で抽出するスクリプトを作成してもらった過程を紹介(自分では1行もプログラミングせずにGeminiに作ってもらうための具体的なプロンプトの入力内容を紹介。)

2024年12月15日日曜日

AI GAS

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はじめに:Gmailとスプレッドシートの連携を簡単に実現したい


日々、メールがどんどん溜まっていき、重要な情報を取り出すのが面倒になったことはありませんか?特に、Gmail内で過去のメールから特定の情報を抽出したり、スプレッドシートに整理したりする作業は時間がかかりますよね。

今回は、そんな悩みを解決するために、Google Apps ScriptGemini(AIツール)を使って、Gmailからスプレッドシートに必要な情報を一瞬で抜き出せるスクリプトを作成する過程を紹介します。

目指したこと:特定のメールを自動で抽出・整理する

まず、やりたかったことは以下の通りです:

  • Gmailから特定の文字列を含んだメールを抽出。
  • メールの本文から必要な情報をスプレッドシートに整理。
  • メール本文は、本文用の検索文字列を含む行とその上の行の2行を抽出。
  • メールをゴミ箱に移動させて整理整頓。
  • 直近1週間分のメールだけを対象。

スクリプト作成の初めの一歩

まずGeminiに依頼したプロンプト内容は次のような内容でした。


『スプレッドシートからGmailをキーワードで検索し、件名をA列、本文を改行ごとにB列に入れるスクリプトを作りたい。』


この依頼をGeminiに送ると、すぐに必要なスクリプトの骨組みを作成してくれました。実際に試してみると、特定のメールだけが抽出され、本文がスプレッドシート並ぶという機能がすぐに実現されました!しかも、特定文字をどう指定するか指示していないのにセルAをキーワードの指定セルにしてくれました。

ただできたスクリプトを、セルAに文字列Aを指定して実行してみましたが、本文がうまくB列にならべることができていませんでした。


(作成された内容:スクリプトのプログラム内容はすぐに作ってくれるので省略します。)

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1. 新規スクリプトの作成

検索対象となるスプレッドシートを開きます。
ツール > スクリプトエディタを選択します。


2. スクリプトの記述

(省略)


3. スクリプトの説明

検索キーワードの取得: A1セルに入力されたキーワードを検索条件として使用します。Gmail検索: GmailApp.search 関数を使って、件名にキーワードを含むメールを検索します。

検索結果の書き込み:件名をA列に書き込みます。本文を改行で分割し、B列以降にそれぞれ1行ずつ書き込みます。
行の更新: 処理する行番号を1ずつ増やし、次のメールの情報を書き込む準備をします。


4. スクリプトの実行

スクリプトエディタ上で、作成した関数を右クリックし、「関数の実行」を選択します。

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改善を重ねて精度アップ

最初の段階では、メールの本文がうまくスプレッドシートのセルに並ばなかったので、次のステップでは少し細かい調整を加えました。

新たな入力した内容(プロンプト)はこうです


『スプレッドシートからGmailを検索し、本文をセルに分割して出力するスクリプトを作りたい。タイトルは常にA列に出力、本文はB列に分割して出力。』


この修正で、本文の出力が改行ごとにB列に追加され、A列にはタイトルが常に表示されるようになり、希望の動作を実現できました。


さらに細かく条件を指定してみる

次に、メール本文の中で特定の文字列が含まれる行とその直前の行を抽出したいという要望がありました。これを実現するために、さらにプロンプトを改良しました。

以下が入力した内容(プロンプト)です。

『本文の抽出対象となる文字列をC1セルに指定し、その行と直前の行を抽出してスプレッドシートに表示したい。検索するメールは、今日から1週間前に受信したものに限定。』


これで、必要な情報だけがピックアップされ、より精度が高くなりました!!


最後に:メールがスプレッドシートに整理されたらゴミ箱へ

最後に、抽出したメールを整理した後、自動でゴミ箱に移動させる処理を追加しました。これで、使い終わったメールがスプレッドシートに整理され、すぐに不要になったメールがゴミ箱に送られるため、重複して作業を行うことがなくなります!!

以下が入力した内容(プロンプト)です。

本文の抽出対象となる文字列をC1セルに指定し、その行と直前の行を抽出してスプレッドシートに表示したい。検索するメールは、今日から1週間前に受信したものに限定。抽出したメールはスプレッドシートに整理後、ゴミ箱に移動させるスクリプトを作りたい。』


完成! たった1時間で自動化完了

これらの調整をすべて行って、約1時間弱で目的のスクリプトが完成しました。自分でコードを書くことなく、Geminiの助けを借りて、必要な機能を短時間で実装できたのは本当に驚きでした。


最後に:あなたも試してみよう

少し前まで、いくら入力内容を見直してもどうしてもやりたいことができない事が多かったのですが、だんだんと精度があがってきているんでしょうね。
もし、Gmailの整理や情報抽出に困っている方がいれば、ぜひこの方法を試してみてください。Geminiを使えば、プログラムを書かずとも、直感的に必要なスクリプトが作成できます。

まとめ

  • Geminiを使って、Google Apps Scriptを簡単に作成できる。
  • スプレッドシートとGmailを連携させて、特定の条件に合った情報を抽出。
  • 機能を少しずつ追加していき、必要な動作を実現。

もし今回の記事が参考になったら、ぜひシェアしてください!質問や感想もお待ちしています。




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